大人になった “よい子” たちに贈る愛と哀しみの人生賛歌『うらみちお兄さん(3)』を読んでみた
こんばんは、masakimaryです。
今回は、大人になった “よい子” たちに贈る愛と哀しみの人生賛歌『うらみちお兄さん(3)』を紹介します。
内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よい子のみんな〜!
誰かの苦労が誰かの幸福、それが社会だよ〜!
教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道 (31)。
子どもたちの信頼なしには成り立たない仕事だから、その期待に応えたいと思う気持ち。
たとえ自分のことが信じられなくても、変わらない日常が心を蝕んでいったとしても、クセがすごい愉快な仲間たちと乗り越えていける…はず……?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディレクターからのムチャぶり
前巻から引き続き、今回もディレクターからのムチャぶりにより、真冬に流す新曲用のMVを真夏に撮影させられています。
うらみちお兄さんたちの目には生気がなく、今にも暑さで死にそうになっています。
そこで我慢の限界に達した熊谷。
ディレクターに自分が演じているクマオの着ぐるみを無理やり着せて撮影を中断させます。
熊谷は以前の職場でパワハラ上司を殴ってクビになった過去があるそう。
うらみちお兄さんの鉄拳制裁を事あるごとに受けている兎原とは違い、優秀なイメージのある熊谷ですが、要領が良いのか悪いのか分かりませんね (笑)
期待の新キャラ
3巻には個性の強い新キャラが2人登場しています。
木角 半兵衛 (きかく はんべえ) (24)・・・販売企画部
一見すると穏やかな男性ですが、上司への鬱憤などが溜まっているらしく、突如として人格が豹変します。
さすがのうらみちお兄さんもビビる程の豹変ぶりです。
上武 裁人 (うえぶ さいと) (24)・・・デジタル企画部
地味で真面目そうな男性ですが、メガネを外すとイケメンに変身。
三次元に一切興味がなく、ニ次元好きということが判明します。
うらみちお兄さんたちの過去
前巻から引き続き、うらみちお兄さんたちの過去が兎原視点で語られます。
大学生の兎原と熊谷は、寮の改装工事のために引っ越してきたうらみちお兄さんとしばらく同居生活をすることになります。
当時のうらみちお兄さんは学園のスターとして扱われていたそうですね。
しかし、改装工事中の寮は自然災害によって押し潰されてしまい、本格的な同居生活が始まります。
売れない演歌歌手時代のうたのお姉さんやイケメン高校生のいけてるお兄さんも登場します。
そして、子供のように純粋で不器用なうらみちお兄さんに対して、兎原はあることを感じるのでした。
これは、現在のうらみちお兄さんへと繋がる言葉になっていますね。
最後に
過去編では、うらみちお兄さんたちの貴重な姿を見ることができて嬉しかったです。
個性の強い新キャラも登場したので、これからの展開がますます楽しみになりました!
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね!