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静かに過ごしていきたい

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すべての予想を裏切る黒い結末『暗黒女子』を読んでみた

 こんばんは、masakimaryです。

 今回は、一気読み必至の衝撃作『暗黒女子』を紹介します。
 ※ネタバレ注意

内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。
 今晩学校に集められたのは、彼女を殺したと噂される、同じ文学サークルの「容疑者」たち。彼女たちは一人ずつ、自分が推理した彼女の死の真相を発表することに。
 会は「告発」の場となり、うら若き容疑者たちの「信じられない姿」が明かされていきーーー。

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登場人物ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

白石いつみ・・・三年。美しく聡明で全校生徒の憧れ。文学サークル会長。父親は学院の経営者。
テラスから転落して死亡する。


澄川小百合・・・三年。いつみの親友。文学サークル副会長。


古賀園子・・・三年。いつみと小百合のクラスメイト。医師を目指している。
発表では、ディアナが犯人と推理した。


二谷美礼・・・二年。家が貧しく、学院に内緒でアルバイトをしている。
発表では、園子が犯人と推理した。


小南あかね・・・二年。家は老舗の料亭で、料理が得意。火事で、家が全焼している。
発表では、美礼が犯人と推理した。


ディアナ・デチェヴァ・・・ブルガリアからの留学生。怪我をした姉の代わりに、学院に留学する。
発表では、志夜が犯人と推理した。


高岡志夜・・・二年。現役作家。サークルの最初のメンバー
発表では、あかねが犯人と推理した。

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 それぞれの発表が終了した後、小百合からいつみが書いたという小説が読み上げられる。その内容は、自分が他人の秘密を握り、物語の主人公になっているというもの。
 志夜は盗作、あかねは放火、園子は成績の書き換え、美礼は援助交際、ディアナは姉に怪我を負わせた。そして、いつみは顧問の教師と交際していた。文学サークルを復活させたのも、教師と密会するためであった。
 しかし、交際が父親に発覚したことで、教師は辞職に追い込まれた。いつみはメンバーに復讐するため、小百合に協力してもらい、自ら死を選ぶことでメンバーを恐怖に陥れようと考える。

 しかし、いつみは小百合に殺害されていた。
 小百合は、教師との交際により平凡になってしまったいつみよりも自分が主人公にふさわしいと考えた。そこで、いつみの復讐に代わり、主役交代の計画を実行に移したのであった。