ミステリアスな悪童の物語『ミギとダリ(1)』を読んでみた
こんばんは、masakimaryです。
今回は、『坂本ですが?』の佐野菜見さん最新作の『ミギとダリ(1)』を紹介します。
内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
舞台は、1990年神戸市北区。
アメリカの郊外をモデルに造られたニュータウン、オリゴン村。
裕福な住民が暮らすこの町に、“ひとりの”少年が養子としてやってくる。
少年の名は秘鳥(ひとり)。
美しく聡明な少年・秘鳥に、園山夫婦は魅了されるが、 秘鳥には、大きな秘密と恐るべき目的があった――。
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養護施設から園山家に養子としてやってきた少年・秘鳥ですが、その正体はミギとダリという2人の少年でした。(名前の由来は、ミギ(右)とダリ(左)でしょうか)
ミギとダリの目的は、7年前に母親を殺害した犯人を見つけ出して殺すことでした。
そして、ミギとダリが養子としてやってきた町が、母親が殺害された場所だったのです。
園山夫婦に取り入ろうと良い息子を演じ、母親を殺害した犯人の手かがりを見つけようとするミギとダリ。
このように、展開はシリアスなのですが、ミギとダリの行動がシュールすぎて、思わず笑ってしまいました。
食事↓
肩もみ↓
肩車↓
園山夫婦が何かを企んでいると思い込み、夫婦を燃やそうとしてミギの背中が燃える↓
施設で育ったからなのか、ミギとダリは一般常識が身についていないところがあるようで、少々世間知らずなところが見受けられました。
そのおかげか、シリアスになりすぎず楽しくストーリーを読み進めることができました。
2巻の紹介はこちら↓
masakimary.hatenablog.com
最後に
1巻では、ミギとダリの目的が明らかになったところで終了したので、これからの展開が楽しみですね。
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね!