遂に宿命のあの男と20年振りに邂逅!!『金田一37歳の事件簿(2)』を読んでみた
こんばんは、masakimaryです。
今回は、金田一シリーズ最大のピンチ!?『金田一少年の事件簿(2)』を紹介します。
内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
天才高校生探偵、金田一一 (きんだいちはじめ) は37歳のオッサンになっていた。
婚活ツアーの仕事で後輩の葉山まりん (はやままりん) とあの「オペラ座館」があった歌島を訪れた金田一だったが、嫌な予感が的中しツアー参加者の2人が殺されてしまう。
会社ではお荷物の金田一は無事に事件を解決することができるのか。
果たして真犯人”第四のファントム”とは。
そして事件の背後には、あの男の影がーーー。
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犯人は麻生早苗。
麻生は連続保険金殺人の重要参考人であり、婚活ツアーにはそのターゲットとなる人物を探すために参加していた。
最初の被害者である桜沢楓は、参加者の小野塚哲也とカップル成立目前となっていた。
麻生はターゲットである小野塚を桜沢が狙っていることを知り、計画に邪魔となる桜沢を殺害。
そして、第2の被害者である鈴木実は、以前に麻生のターゲットにされて殺されかけていた。
最初は、お互い風貌が変わっていたために気づかなかったが、麻生の胸元のほくろをきっかけに鈴木が彼女の正体に気づいてしまった。
そして麻生は、口封じのために鈴木を殺害。
全て場当たり的な犯行ではあったが、その周到さは恐ろしいものであった。
事件解決後、金田一はある人物に面会するために拘置所を訪れた。
その人物とは、地獄の傀儡師・高遠遙一。
金田一は20年振りにかつての宿敵と再会したのであった。
麻生早苗の供述により、事件の裏で糸を引く高遠とその下僕たちの存在が判明。
そして彼女は、高遠からギリシャ神話のオリンポス十二神の一柱 “アルテミス”の名で呼ばれていた。
その後、麻生は差し入れの使い捨てコンタクトに付着していた猛毒ガスにより死亡。