ともだちをつくろう 復讐のために『ミギとダリ(2)』を読んでみた
こんばんは、masakimaryです。
今回は、「笑い」と「サスペンス」が融合した新しき衝撃作!『ミギとダリ(2)』を紹介します。
内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1990年神戸市北区。
アメリカ郊外をモデルにしたニュータウン・オリゴン村。
ひとりの少年・園山秘鳥(そのやま・ひとり)を装って、この町に入り込んだ双子・ミギとダリ。
彼らの真の目的は、7年前にこの町で殺された母親の復讐だった。
犯人を見つけ出すため、ミギとダリはこの町の一軒一軒を調べ始める――。
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ボーイスカウトに参加するミギとダリ
その部屋を見つけるために、友達をつくろうとボーイスカウトに参加する秘鳥 (ミギとダリ)。
友達になれば家に招き入れてもらえる、そう考えたからである。
しかし、施設上がりの秘鳥と友達になってくれる子供たちはほとんどいない。
友達づくりに必死な秘鳥を静かに見つめる一人の少年。
彼の名は秋山しゅんぺい。彼は“バード秋山”とあだ名され、みんなからバカにされていた。
ボーイスカウトの入隊式。
入隊テストの課題はモンキーブリッジを渡り切ること、いわゆる綱渡りであった。
ロープを持たずに渡り切ることを友達になる条件として出された秘鳥は、ミギとダリを使い分けながらなんとか渡り切ることに成功する。しかし、友達になるという約束を誰も守ってはくれなかった。
そんな中で秋山だけは、傷だらけになりながらも諦めない秘鳥の姿を見て、「友達になろう」と声をかけるのであった。
秋山家の捜索
秋山の家に招かれた秘鳥は、かつて母親と暮らしていた部屋を見つけるために捜索を始める。
秋山の姉の部屋を捜索しているミギの時間稼ぎをするため、鳥になりたいと夢見ている秋山の話を聞くダリ。
何度もピンチに陥るダリであったが、必死の説得により秋山からは親友と認められた模様(笑)
そして園山家の家政婦がオリゴン村の家を知り尽くしていることを知ったミギとダリは、園山夫人になりすまして、家政婦からペイズリー柄の壁紙の部屋がある家の情報を引き出すことに成功する。
母親の記憶を辿って謎の多い一条家に潜入
一条家にその部屋があることを知ったミギとダリは、ボーイスカウトに参加している一条瑛二と友達になろうと画策する。
瑛二に多重人格と誤解された秘鳥は、父親が精神科の医者をしているという瑛二の家にカウンセリングと称して招かれることになった。
父親の不在によって瑛二がカウンセリングを行うことになり、ミギは時間稼ぎのために多重人格を演じることに。
一方ダリは、瑛二の妹の華怜が、リアルな人形を使って一人遊びをしている場面を目撃する。
そしてカウンセリングの治療を施されたミギは、母親と過ごしたかつての記憶を思い出していた。
その記憶が一条家の間取りと一致することに気づいたミギとダリは、遂に母親とともに暮らしていた部屋を発見する。
最後に
友達をつくるために奮闘したり、老女になりすましたり、今回もミギとダリの行動は面白かったです。
遂に母親の死の手がかりを見つけたミギとダリですが、これからどのようにして謎多き一条家に迫っていくのでしょうか?
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね!