masakimary

静かに過ごしていきたい

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美少女探偵×ヘタレ三十路男による爆笑必至のユーモア・ミステリー『探偵少女アリサの事件簿 今回は泣かずにやってます』を読んでみた

 こんばんは、masakimaryです。

 今回は、天才美少女探偵&ヘタレ三十路男が難事件に挑む大人気シリーズ第2弾『探偵少女アリサの事件簿 今回は泣かずにやってます』を紹介します。
 ※ネタバレ注意

内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 勤め先のスーパーをクビになり、地元・武蔵新城で『なんでも屋タチバナ』を始めた俺、橘良太。31歳。独身。長所、特になし。特技は寝ること。
 最近は、隣駅の溝ノ口に住む名探偵一家の主・綾羅木孝三郎がお得意様。娘の綾羅木有紗の子守役を仰せつかっている。しかしこの有紗、10歳にして名探偵を気取っており、俺が依頼された事件にことごとく首を突っ込みたがる。
 そんなある日、孝三郎の代わりに有紗と高橋さん一家の奥多摩バーベキューに付き添っていたら、なんと溺死体に遭遇してしまい…!?

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登場人物ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

橘良太・・・地元・武蔵新城で『なんでも屋タチバナ』を営む。31歳、独身、趣味はなし、特技は寝ること。
孝三郎の依頼で、しぶしぶ有紗の子守役を務める。


綾羅木有紗・・・両親が探偵という探偵一家のお嬢様。10歳にして探偵を名乗るロリータ服の毒舌美少女。
良太を従え、天才的な推理力で事件を次々解決。
特技はミサイルキック。


長嶺勇作・・・神奈川県警溝の口署の刑事。
良太とは高校時代からの腐れ縁。


綾羅木孝三郎・・・有紗を溺愛する父。日本中を飛び回る名探偵。
世界的に有名な探偵のケイコ・アヤラギを妻に持つ。

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第1話 名探偵、夏休みに浮かれる
 綾羅木孝三郎の代わりに有紗川崎市の中心街に住む高橋一家、部下の宮本秀行の奥多摩バーベキューに付き添っていた橘良太は、行方不明になっていたキャンプ場のスタッフ・若林寛治の溺死体を発見する。


 以前、高橋栄一は、あるオートキャンプ場で不倫をしていた。そして、当時そのオートキャンプ場で働いていた若林に見られ、強請られた。
 栄一は、家庭崩壊の窮地に追い込まれ、妻である芳江が実験を握る貿易会社も失う危険があった。
 そこで、部下である宮本に相談を持ちかけ、共犯者としてアリバイトリックに協力させたのであった。


第2話 怪盗、溝の口に参上す
 焼き鳥屋を経営する鳥山直次郎の元に、怪盗ウェハースから犯行予告が届いた。
 孝三郎の代わりに怪盗ウェハースから秘伝のタレを守る依頼を引き受けた良太は、店主である直次郎、従業員数名とともに、店内で一晩見張ることになる。
 しかし、何者かによって眠らされた良太たちが目覚めたときには、既に秘伝のタレは盗まれていたのであった。

 
 従業員である松岡弘樹は、代々続く秘伝のタレが客に受け入れられにくくなっていることを感じていた。
 そこで、店の将来を考えた松岡は、怪盗ウェハースの名を騙って店に予告状を送りつけ、店主である直次郎に一からやり直してもらうため、秘伝のタレをトイレに流したのであった。

 そして、パートの有島美幸が怪盗ウェハースの正体であった。
 秘伝のタレが入っている壺が高価なものであると気づいた彼女は、パートとして直次郎の店に潜入した。その後、秘伝のタレの味に不満を抱く松岡を利用し、壺を盗み出そうと考えたのであった。


第3話 便利屋、運動会でしくじる
 会社員である竹本洋輔から娘の運動会を撮影してほしいと依頼された良太は、高級腕時計の窃盗事件に巻き込まれる。
 その数日後、依頼人である竹本が、公園で意識不明の重体となって発見される。

 
 娘の運動会の映像を見た竹本洋輔は、その中に窃盗事件の犯人が映っていることを認めた。
 犯人である岡部圭一は、竹本とは娘が同じ小学校に通う知り合い同士であった。竹本から、「盗んだ腕時計を返してやったらどうか」と説得された岡部は、恐怖に駆られて竹本を襲撃したのであった。


第4話 名探偵、笑いの神に翻弄される
 お笑い芸人「デニム&ルビィ」の内藤祐輔が絞殺体となって発見された。
 相方である森恭子と親しかった良太は、内藤祐輔が殺害される少し前に、漫才の練習を行う2人の姿を目撃していた。
 森恭子が容疑者として疑われていることを知った良太と有紗は、事件の解明に乗り出すのであった。

 
 犯人であるお笑い芸人「バレット」の村上俊樹は、内藤祐輔に対して女癖の悪さを注意したところ、言い争いに発展し、衝動的に内藤を殺害。
 その後、良太から「デニム&ルビィ」の漫才の話を聞かされた村上は、良太が目撃した内藤の姿が映像であることに気づいた。良太が目撃したものは、森恭子が映像相手に行う新しい漫才の練習をする姿であった。
 そして村上は、自分の身を守るため、恭子に事後従犯の話を持ちかけたのであった。